散歩道<6516>
耕論・バック・トゥ・近代?(3) ・ 保護主義台頭必然の流れ
今後注目すべきなのは通貨です。保護主義としては自国の通貨を安く誘導する方が効果的です。アベノミクスで円安を後押ししたのは一種の保護主義。トランプ氏は、中国や日本が自国通貨を不当に安くしていると非難していました。中國に対する米国の追加関税はわかりやすいので注目されますが、今後の主戦場は通貨になるでしょう。
米中貿易戦争は、様々な意味で転換点とえます。国家が、税制や通貨を巡って主権をより強く発動する動きは、これからも出て来るでしょう。タックスヘイブンを使った税金逃れなども許さなくなっていくはずです。
保護主義は貿易だけの話ではありません。市場から国民の生活を守る意味では、雇用の確保も社会福祉も保護主義です。主権国家が本来の在り方に戻る大きな流れの一部として理解すべきでしょう。<検>政治、
'18.7.11.朝日新聞 柴山桂太さん