散歩道<6499>              791から移動

                      面白い話(88)・スッパ抜く・有頂天・図に乗る

かたえくぼ:現代世相:共白髪、祝う手前の落とし穴・・・・・・・・・・・・・・・熟年離婚(混陽池)

                   伊賀の忍者*1の特技「スッパ抜く」
 楠木正成といえば、南北朝時代のすぐれた武将として、戦前の小学唱歌にまで歌われた人物だが、この正成、兵法家としても有名だ、特に,敵方や他国のプライバシー、戦力の情報収集能力は抜群だったという。この「楠機関」の手足となって働いたのが、伊賀
(三重県)の忍者*1で、別名を透波(すっぱ)。陸軍中野学校ばりの特殊教育を受けた透波たちが、腕によりをかけて集めたデーターをもとにして、正成は戦略を練ったという。こうして後世に名高い奇兵法で敵を苦しめたが、今日から見てもこの戦略、なかなかに現実的なものだという。透波の功績大といわねばならない。もっとも正成は、集めた情報を、「スッパぬき」に使うようなことはしなかったようだ。
散歩道<225>*1

                                
有頂天(うちょうてん)
  
仏教語からでたもので、つまり欲界(よくかい)、色界(しきかい)、無色界(むしきかい)の三界のなかでも、第二の色界はカタチある世界の最上に位するものであり、そのうちでも、とくに最頂の悲想悲悲想天(ひそうひひそうてん)を有頂天と名づけ、この最上にのぼりつめた意味から転じて、いっぱんでは自分の好きなところに一心をうちこんで他をかえりみないこと、はては我を忘れて熱中し得意の絶頂になることを「有頂天」とつかわれるようになった。日置昌一氏

                   調子がいいものほど・
「図に乗る」
 中国を経て日本に渡来した仏徳を称える声曲に”声明”
(しょうみょう)とか”梵唄”(ばんぱい)と呼ばれるものがある。これを唄うのは難しく、例えばハ調からト調へ転調するときも、きちんと転調を示した「図」のとおりに行なわないと調子が狂ってしまう。それだけに、吟誦の途中「図」のとおりに転調が上手くいったときは、まさに「図に乗って」、これほど気分がいいこともないそうだ。しかし、人間、調子がいいときほど失敗することも多いものだ.声明や梵唄で図に乗っているぶんにはいいが、自分が描いた人生の設計図どおりに万事うまく運んでいるからと「図に乗る」と、思わぬ落とし穴に落ちかねない。樋口清之氏