散歩道<6075>
                          インド トイレが遠い(3)  「家から離せ」ヒンドゥーの教え

国挙げ普及運動 監視も過熱

 
14年、北部ウツタルプラデシュ集の農村で10代の少女2人が夜、用を足すために外出して手段レイプされ、殺害された。この事件が大きく報じられた。トイレの普及が社会問題化した。
 この年に就任したモディ首相は、19年までに野外排泄をなくす「きれいなインド」キャンペインを開始。インドで一般的な、和式トイレのような便器を中心に。約1億2千万世帯へのトイレ新設を目指す。貧困家庭には,1万2千ルピー(約2万円)を補助している。政府の重要課題となり、各地で行き過ぎた活動も広がる。中部マディヤブラデシュ州では野外で用を足している人の写真を撮ったひとに100ルピー(約160円)が与えられ、写真はソーシヤルメディアに投稿された。南部テランガナ州では野外で用を足す人を見つける為にドローンまで飛ばし、国連の公衆衛生の専門家レオ・ヘラー氏から「トイレがない人々への人権侵害だ」と批判された。

<検>環境、<検>外国、       ’17.11.27.朝日新聞