散歩道<5952>

                                   波聞風問・企業の採用。博士人材 使えないのは本当か
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  「招来の見通せない博士課程に進んでも・・・」という不安が大学院生の間で定着してしまっている。
 企業の採用枠も限られている。文部省の関連団体が研究開発企業1825社(資本金1億円以上)を対象にした16年の調査では、新卒の修士の採用企業は3割弱、博士は6%台しかない。
 企業からは色んなことがいわれる。「博士人材は30歳近い。新入社員と同様に扱えない」「博士程の専門知識は必要ない。扱いにくい」
 ただ、それでいいのだろうか、手持ちの技術の改良、改善で生き残れる企業はどれだけあるか。「ダイバーシティー」を掲げながら、横並びで学士や収支を一括採用する企業に、博士人材の高度の専門知識を活かす経験、蓄積が無いからではないか。
 一方、欧米や韓国では博士人材は増えている。研究領域の拡大が背景にあるという。 
 独RRWジャパンのゲオルグ・ロエル社長は日独の散楽連携を手掛けるが、博士人材の活用の違いを指摘する。 
<検>教育、<検>企業

'17.8.8.編集委員・多賀谷 克彦氏