散歩道<5775>

                         経済気象台(787)・被災地でビッグデーター活用

 宮城県東松山市で、これまで猟師の勘と経験に頼ってきた漁業のやり方を変えるユニークな社会現象が行われている。あらゆるものをネットで結ぶLOTを使った漁業の試みだ。  KDDI総合研究所などが海中のデータを集めるブイを共同開発。このブイが水温、潮流、塩分濃度といった指標を定期的に収集し、スマートホやタブレットでデーターを見ながら翌日の漁獲量を予測して無駄の少ない効率的な漁業の実現を目指す。
 漁師の勘や経験を完全には代替え出来ないものの、現時点で約7割の精度を達成しているという。人手不足と高齢化に悩む東北沿岸の漁業にとって朗報でありKDDIでは復興支援で得たこうした知見を全国に展開しようとしている。
 LOTをはじめとするビッグデータの活用は、漁業の振興にとどまらず、防災・健康医療・観光・製造業の高度化、スマートシティー建設などのまちづくりや高齢者ケアなど、震災の被災地か抱える多くの社会的な課題解決に極めて有効である。本格的な復興・創生が進む東日本大震災や熊本地震の被災地の産業再生においても、ビッグデーターを活用した復興の在り方が問われる時期を迎えている。
 他方で、ビッグデーターを活用には、個人情報の漏えい等不安も根強い。データの保護と利活用のルールづくりがきわめて重要だ。昨年末には官民データ活用推進基本法が成立。5月には保護と利活用の双方を達成することを目指した改正個人情報保護法が全面施行させる。こうしたルール整備で地に足の着いたビッグデーターを活用が進み、被災地の復興を加速するとともに、災害への備えとなることを期待したい。
  '17.4.21.朝日新聞     <検>IT  <検>災害、

備考:この話には実現可能な期待が持てそうである、多くの成功例を色々なテーマで成功させてほしい。

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