散歩道<5651>                                    586から移動
                 
     戦後60年戦争の話が風化しているとんでもない

 耳にイヤホーンを付け、散歩で京大キャンパスの周辺を歩いていると、この8月は戦争が終わって60年ということで、戦後の昔懐かしいスケジュールがテレビや新聞、ラジオで企画されている。
 ラジオからは美空ひばりさん*1の唄(デビュー当時から何曲も)聞こえる、戦後は彼女の唄で始まる(今日発見したのは、彼女も年齢と共に旨くなられたのではないかと思った)。その当時のホープスが聴衆者のリクエストに応えてラジオから流れてくる。実に懐かしい。
 8/15の放送はNHKTVで5時から12時まで出席者は若い人から高齢者まで、色々の職種の人、いろいろの人生経験をした人の貴重な意見など興味を持って聞いていた。メールによる参加番組でもあった。日本とアジア、特に日、中、韓の代表者を交えて、戦後60年の歴史の中で、国と国、或いは、個人と個人間で、これらの国とどう付け合い、教科書問題、靖国神社等との問題で対応したか等。いままでの反省、これからの問題点などの討論会が延々となされていた。お互いに相手を理解し、自分の意見を(本心で)発表することの必要性が語られていたように思う。
 TVで、当時の話で印象が残ったものは。
 1、中村メイコ様の話、今日か明日、飛び立って帰ってくることはない、予科連航空隊のあどけない少年兵の前で歌った時の兵士の顔が今でも印象に残っている。 
 2、淡谷のり子様(録画)の話。歌う前、軍から命令がくれば途中で退席するかもしれませんがその時は申し訳ありません。その時が来ないことを淡谷様は望んだが,その命令が唄っている時に来た。帰ってくる予定はない飛行機で飛び立っていく16~18歳の少年兵が、淡谷さんに向かってにこっと笑って、敬礼をして出て行った。その笑顔を見て涙が止まらなかったという。
 3、井上ひさし様
*2の話。今、戦争の話が風化しているのではないかというが、とてもそうは思えない、広島、長崎の被爆者は今でもその苦しみを背負って生きておられる。その当時の原爆は今、世界に7000発(核弾頭は3万発とも)あるのだ、その存在する世界に我々は生きているのです。

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備考:*2井上ひさしの文章についての考えは:むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく ふかいことを ゆかいに ゆかいなことをまじめに 2010年4月28日
備考:井上ひさし様は平成17年度の文化功労賞が決定。おめでとうございます。!
備考:井上ひさし様が'10.4.逝去された、ご冥福を祈ります。

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