散歩道<5224>

                   NHK・日曜美術館・プライスさんの「東北に届け・生命の美」

 '13.6.9NHK日曜美術館で解説は俳優の井浦 新さんである。アメリカ人・日本古美術コレクタープライスさんが戦後日本で収集した絵画を「東北に届け・生命の美」という絵画展を開いた(再放送だそうだ)。彼のコレクターの流儀は、人や流派から選ぶのではなく、自分が好きな絵を中心に選んだ作品の数々である。それらの作品は美術の専門家から見ても素晴らしい作品の数々が収集されていたことに驚いたといわれる。いわゆる本物(ほんまもの*1の絵といわれるものである。

 それらの絵を、当時の絵師が絵がいたといわれる暗がりで再現し、いまの時代からそれを見てどう感じるか、感じ方は当時と同じであるかどう違いがあるかなど興味深いものがあった。それは私も長崎の出島を訪れた時、同じような思い(こんな暗い状態で当時の人はよく生活したものだと)を感じ、この展示会の試みを思い出した。

 私はこの試み(当時の昼、夜の明るさで作品を観察する)散歩道<95>で紹介しているように平安朝の貴族社会では男女間には、直接出会う機会はなかったといわれる、為に、異性に意思を伝える手段は手紙であったといわれ、もう一つは(個人を表現する)香料などの匂いである。女性にとって、その最大の異性を引き付けるチャンスは暗がりである。そのために異性を引きつつけるため匂いには随分な投資がなされたはずである。 そんな(余計なこと)ことを思い出してこの美術展を見ていた。

関連記事:散歩道<95>暗がりで男女の逢瀬も人違いなどあったのではという疑問?を持った。<検>言葉・*1ほんまもの、<検>香・264.265,

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