散歩道<4976>
オピニオン・耕論・団塊世代の第2幕(1) (1)〜(2)続く
古き良きオジさん さようなら
団塊の世代が退いていかれるのは残念です。私のような団塊ジュニアの世代だと、年が離れているせいか、とても可愛がってくれる「気のいいオジさんたち」でしたから。よく食事にも誘ってくれて、「いいよ、いいよ」と払ってくれ。カッコ付けすぎかな、という気もしましたが、私は好きでした。
もちろん、相手が若い女の場合ですよ。年の近い女性だと「女なんか」という目で見てみていましたね。あの世代は完全に男社会。同世代の働く女性には嫌な存在だったでしょう。
今時の若い男の子だと、「妻にも働いて欲しい」と平気で言いますけど、あの世代には「女は結婚したら家にいろ」ですから。専業主婦願望が高まっている昨今の女の子なら、コロッといってたかもしれませんが。
ギラギラしていて鼻息が荒く、自信家が多いのも特徴。日本を世界第2の経済大国にした、という自負からでしょうか。有能無能にかかわりなく「俺はデキる」と信じておられました。説教がお好きだったのも、そのせいかもしれません。元気があり余っていないと、他人のことまで口出しできないでしょう。
人間誰しも若くて元気だったころが輝いて見えるもの。それが高度成長期と重なり、痛い目に合わずに来た世代です。「人生、何ごとも右上がりに上がっていくものだ」という感覚が染み付いている。だからでしょうか。「一流大学を出て一流企業に入るのが人生」「男は男らしく、女は女らしく」といった固定観念に一番、縛られていたと思います。
私も1人目の子を生んですぐ離婚した時、あの世代の方々から「母親は子が3歳になるまで、そばにいてやるものだ」と何度も言われ、イラッときました。「これこそ正しい」という押し付けが嫌いでしたねえ。