散歩道<4752>

                       インタビユー・オピニオン、国債暴落に備えよ(2)            (1)〜(6)続く
                        高金利やインフレ 生活が壊れる前に 消費税は25%に

・・・国債が暴落すると、何が困るのでしょう。
  「金利が上がり(メモ参照
*2)、インフレになります。金利が上がれば、ローンを抱えている人は困りますし、インフレになれば、貯蓄の価値が目減りします。円に対する信認も損なわれるから、為替市場では急速に円安が進むでしょう」
・・・国債が暴落すると、なぜインフレになるのですか。
  「いろいろな説がありますが、国債が大量に売られると最終的に日本銀行が買わざるを得なくなってお札をたくさん発行することになる。世の中に出回るお金が増えるので、インフレになるというわけです」
・・・国民は困りますね。
  「さらに銀行による貸し渋りや貸しはがしが起きるかもしれません。バブル崩壊後にもあったことですが、あの時は銀行の企業向けの融資が焦げ付きました。銀行にとって融資は貸し出し債務という資産です。今は国債を資産として保有している銀行が多く、貸し渋りや貸しは渋りが起きると、必要なおカネが企業に回らず、深刻な不況になります」

12.2.2朝日新聞・一橋大経済研究所教授・*1小林 慶一郎さん
 

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備考:*2メモ:《国債の価格と金利》100円で購入すると満期に105円で政府が買い取る国債を発行したとする。国債は発行直後から市場で売買され、発行時点の価格(100円)とは別に市場価格がつく。市場価格は、需給関係で決まり、売り手が増えれば価格は下がる。買い手が値下がりを待って95円に下がった時に買うと、満期には105円が手に入る。買い手が得る利回り(金利)は10円で、発行した当初(5円)よりも高くなっている。「値下がりすれば金利が上がり、値上がりすれば金利は下がる」という関係になっている。