散歩道<4590>
講演・(ガーナの彫刻家)・エル・アマツイの話(私の日本研究) ・・・・・ 発想を変える
この文章は、講演を聞いた後、自分流に理解したものです。
アフリカと日本、この日文研でもアフリカとの関係は今までは薄かった。ここでは、ガーナの彫刻家・エル・アマツイとアフリカの話をしよう。
彼の作品は、廃品である、ビール空き缶を集めたもの(piece)に色を塗り上げる。すりこぎや、今から300年前使われたけさ(袈裟)を、茶道具として、世代から世代へと伝える。
古いものも10年置いておくと、生命を持つとアフリカでは信じられている。もう一度廃品に生命を吹き込んでそれ等を生き返らす。再利用することで現代の生活環境に充当させ、生活の中に役立てていくのである。
アフリカと日本には、ブリコラージュ(再起用・利用)という共通した考えがある。生命を与え今に活かすのである。
西洋でも物が、親から子へ又孫へと何代も*1継がれていく。日本でも親から子へと継がれていくものがあるのは同じである。
ヨーロッパで、宗教には*2つなぐ(繋ぐ)という意味がある。・・・かれ(アマツイ)の作品は、廃品を使ってつなげていくのである。
彼の彫刻作品は、自然の重力や風化にもさらさせて任せてみる。そしてそれを起用(利用)する。
日本の和紙*3は、世界中どこへでも持っていくのに便利である。くるくると折りたたんで小さくして持っていける。形が変わっても、それも何ら問題ない。機動性があり、柔軟性があり、このような考え方や、ものはヨーロッパにはない。
似たような共通した考え方が日本とアフリカにはある、これからの時代に、それ等の考えを生かすのは意味深いものがある。
'11.10.27.講演会・国際日本文化研究センター教授・稲垣 繁美氏
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