散歩道<4466>

                  講演・安藤忠雄さんと阪大生対談・「若者よ君たちに日本を任されるのか」。(2)                 (1)〜(2)続く

6、安藤さん今、世界は60億人で地球で生活しているが、50年後には90億人が地球上で生活することになるという。特に中国、インド、アフリカの急激な人口増加が気になる。食糧事情からいっても全部の人に足るだけの食料は作れないだろう。そのようなことを予想して今の生活を維持する為には、どうすればいいかを、若い人は今、考えなくてはいけないのではないですか。
7、
安藤さん日本人は、科学技術を開発し、世界をリードしていく以外に日本人がこれから生きていく道はないのではないですか。
8、学生さん:情報があふれる時代には、
*1必要な情報を得るのは大変であるが、安藤さんに聞きたいのですが、どうすればいいと考えますか?
 安藤さん答えていわく、それは皆さん自分で努力して得る以外にないのではないかと思いますよ。
9、
安藤さん大阪の町には東京にない隙間がある、このことが大阪が住みやすい、要素の1つです。東京には隙間がない為、こじ開けていくことは大変難しいように感じてしまう。学歴や、地位、格差社会が歴然として社会全体に、存在ているような雰囲気が、何とも人に重苦しさを感じさせている要素であるように思える。それを大阪には感じない、大阪は頑張れば、みなして、応援してくれそうな人の思いやりがあるように感じる。だから、私は大阪が今までもこれからも好きなんです。

10、学生さんの中には、国立大学で勉強できる幸運に恵まれている学生は、そのことを自覚し、社会のため日本国の為に、もっと働くことが義務づけられているのではいかと思うのですが。
11、安藤さん日本が明治政府になった時、外国からの技術を必死で学んだ、そうして多くの人の努力でそれが達成され、世界からの奇跡の発展・復興として尊敬の眼差しで見られた、将来を見据えたそのような直向(ひたむき)さと、夢を持った若い人にあまり会えなくなったことに寂しい思いをしています。若い人はやはり何かを目指して一生懸命頑張って欲しいと思います。海外の人達にとっても日本が、力がなくなったり、真剣さを感じなくなった国民や人達が、魅力がない国として映れば、相手にされなくなってしまい、衰退の道を歩むことになる危険があるように思えてなりません。

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