散歩道<4312>
                      仕事力・誰でも、答えはまだこれから(4)                     (1)〜(4)続く
                           人の資質は、柔軟なものだ        

与えられた仕事で 多面体の自分を知る 
 私はオファーを頂いた仕事には挑戦すべきだと考えています。テレビは「素」に正直な媒体で、それが楽しさにつながっていきます。私という素材を活かし、新しい一面を引き出してもらうことに抵抗はありません。

未経験の能力を信じてみよう
 私たち仕事に取り組む時に、自分の得意なことや、周囲から評価が高い分野を選択しますね。それは全く問題ないのですが、ではその分野だけに能力がないのかと言えばそれは違うと思います。ただ他の分野のことを試す機会がないので気がつかない。自分の仕事を作って行く為に、「やってみないかと、声をかけられたことは、よほどのことがない限り受けてみて下さい。自分が想像するより、人間の能力の幅というものは広いものだからです。
 そして、自分の言葉で話す能力も高めて欲しいと思います。日本人は欧米人に比べて話し言葉で自分の思いを表現することが得意ではありません。しかし、その場その場で自分の心が感じ取った思いを、どう自分で表現すれば相手に分かってもらえるかを意識して、仕事の現場でも、言葉に息吹きを吹き込み、愛情を注いで向かって欲しい。人間のやることですから、今日思い立って明日からうまくいくなどと安易なことではありません。でも、折に触れて、自分の論旨を正確に伝える努力は、必ず仕事や人間関係に力を与えます。
 長崎の田舎育ちで標準語一つ話せなかった私が、こうやって何とか皆さんに情報を伝える仕事を継続できた。私の44年間が雄弁にそれを物語ってると思います。人間の可能性はどれほどあるか分かりません。仕事を通して自分の中からそれを探し出すのは人生の喜びだと思います。 

'11.3.6〜4.3.朝日新聞・アナウンサー・草野 仁 

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備考:個人的に(上記の報告の様な事)、2っ経験をする機会(どちらも入社14〜15年目
東京勤務時代)がありました。1っは、計画数字を達成することに限界と自分で考えていたが、上司から再度、挑戦するよう指示された、それが可能であるということが自分で確認できたこと。2っ目は、人前で話すなど自信が全くなかった私に、120人の人の前で1時間の講演(講義)を上司からどうしても拒否できなくてやらされたが、そんなことが自分で出来たんだと気ずかされた事です。