散歩道<4288>

                          インタビユー・オピニオン・3・11 新たな文明創れ(4)                       (1)〜(6)続く 
                                  強いリーダーは時代が呼び出す

・・・管さんは「おのれをむなしくする」域に達していませんか。
 「リーダーの資質で最も大事なことは,宋の『名臣言行録』にあるように『退を好む』ということです。ポストにいつまでも固執するような人には、国の大事は任せられない」
・・・時計の針を少し戻して、民主党政権について印象をお聞きしたい。政権交代から1年余り。民主党内の内紛もあって、立ち往生が続きました。総裁選で掲げたマニエスト(政権公約)の見直しもうまく進んでいません。民主党の混迷が震災への対応にも陰を落としています。
 「政治とは畢竟
(ひつきょう)、人を動かすことです。なのに官を追いやってしまった。官僚的なやり方には問題もあるが、これはという人物を用いて寛政の改革の松平定信のように、任せてやらなければ」
 「それと、マニフェスト
*1なんてわざわざ言わなくたって、いまやらなければならないことは、誰が考えたって、はっきりしている。社会保障の見直しや財政再建などであることは明らかです。指導者は方向を明確に示して、タイムリミットを区切って、どれだけのコストをかけて、どういう方法でそれをやるか。それだけのことです。単純なことをわざわざ複雑にしている」
・・・米国をはじめ、外交でもつまずきました。
 「外国との付き合いも、人との付き合いと全く同じだと思いますね。誠意を持って言うべきことは言う。ただ、『ノー』と言う時はチャーミングに。相手に『この野郎』と思わせてはいけない。ごく自然に付き合ったらいい。私は
*2クリントン米大統領には随分、言い難いことも言いました。それでも人間関係はとてもよかった」

'11.4.13.朝日新聞・元首相 細川 護熙(もりひろ)さん


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備考1:個人的な見方ですが、この「マニフェスト」*1という言葉、ある有力政治家が使用されるようになったのであるが、十分に消化されないまま、政治家の皆さんがその言葉に、引きずられて政策の発表など、格好良く、幾つも項目を羅列する、その中に当てはめよとしているところに、国民の多くの賛同が得られないままになっているように以前から感じるている。いらんこと言ってごめんなさい。2011年4月23日
備考2:細川護熙さんが好きな言葉:白隠和尚の「動中の工夫 静中に勝ること百千億倍は、散歩道<61>にあります。
2011年4月26日