
散歩道<4243>
世相(216)・この東日本大災害にどう立ち向かう (2) (災害)にも分類、
京大桂キャンパスの物理学部工事現場 左:深さ、高さ、強固さ実に確りしている、右:時計台と向こうは京都市内
1、今回の東日本大災害で、TVに映し出される被害の大きさや津波の力の強さは想像を超えたものであることは違いないが、想定外というのは、津波の高さだけだ*4ということだ(NHK)。今回は防波堤が倒され水没したし、ビルの倒壊も原形をとどめながら基礎ごと倒れ、地盤に打ち込んだ杭も一緒に引き抜かれていたという。このように青森から岩手、宮城、福島、茨城の海辺が同じような被害を受けていたことは、津波や、地震についての取組み方が同じ判断基準(当時の政府も学会も企業も)で考えられていたことによるものだと考えられる。散歩道<4242>
2、今回の東日本大災害では、人を守るという国(都市)の基本計画の大前提が守れなかったったということは、大問題である。昔から日本でも、外国でも、国主や、地主の長は、住民を守るため高台に城を作り、塀を堅固なものにして外敵や、自然の脅威から守ろうとしたし、そこを中心に街が栄えたのである。(1933年の三陸大津波の後、此処より下に家を建てるなという石碑の警告もあるという。読売新聞、又、京都府大江町役場でも高台に移していた為に、当地を襲った'04年水害から、町の書類を被害から守ることが出来たと話を聞いている。) このような地で、住民は安心して今後、何百年も暮らすことが出来るのだと思う。
今後の都市計画では、人が住むところは街全体の家族を一箇所に集め共同集落を高台に作る。根こそぎ無くなった元の土地は、市町村が買いとり*3、そこに商店やオフイス*1のようなものをつくる。低い地区に生活する人の為に、特別堅固なビル(多目的で総合的な)を何ヶ所か作って、そこに一次避難すればいいように各市町村ごとに街の計画をする。
今まで通り漁業に携わる人や、農家の人たちは同じように働いてもらえばいいと思う、この大災害が起こる前に問題であった、高齢者や過疎地に問題だったこの地域は、*2孤族の人たちであふれることになり、個々バラバラでは、今回受けた精神的な孤独感や、ダメージから立ち直ることは大変難しいと考えられるし、生きる喜びがなくなるような気がする。
そのように考えたのは、現在、京都桂キャンパス敷地内に、京都大学物理学教室を建設中であるが、そこで打ち込まれている鉄骨の深さや、高さ、あるいは厚さは実に確りしている。今度の地震でも恐らく倒壊するとは考えられない建物ができるはずだからである。(上の写真)
3、’11.3.30.読売新聞、全国の原子力発電所は、どこも10b級の津波を想定した所はどこもないということだ、一番高いところでも9.4b、低い所では0.74bといわれる。今回の津波の高さは、高い所で14b、所によっては29.5 bで、内陸部へは、4`〜40`まで、川上に遡っていったと考えられると報道されている。NHK・報道で、
又、西日本でも大津波警報に高知・徳島・和歌山でも住民の避難率はなんと2.4〜6.5%であるという。意識が国も住民も極端に無関心なのである。’11.3.28.朝日新聞
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備考:'11.4.2.朝日新聞・菅首相の復興構想・「高台に家、漁港へ通勤」「エコタウン」記事が発表になっていた。
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