散歩道<4146>
ザ・コラム・GDP(1) (1)〜(4)続く
日中逆転から何を学ぶか
後で振り返れば2010年は歴史に残る年になるだろう。先月20日、中国は昨年の名目国内総生産GDPで日本を抜き、世界第2位になることがわかった。日本が1968年に当時の西ドイツを抜いて以来、40年守った「世界2位」の座を明け渡しである。
かって日本の国柄について「経済一流、政治三流」という言葉が流行った。政治の貧しさを自嘲(じちょう)する一方で、せめて「経済大国」の誇りをこころの支えとした言葉だ。その経済「大国」にも、陰りが見え始めた。
「これほど早く逆転するとは、中国の成長の速度と日本の停滞が距離を一気に縮めた」と国分良成・慶応大学教授はいう。
2000年のころ、日中のGDPは4対1、当時、逆転は25年ごろと目された。ところがこの10年で中国の経済規模は4倍に膨れ、20年には米国を抜いて首位に立つとの予想すら、一部に出ている。
'11.2.9.朝日新聞 編集委員・*1外岡 秀俊氏
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