散歩道<3985>
講演会・日本現代批評と韓国の美(2) (1)〜(2)続く 自分流に纏めた。
フロアからの質問に答えて。
日本では本居宣長(1730-1801)は源氏物語のなかに日本の美を求めたし、岡倉天心*1(1862-1913)は美術行政家・古美術保護に尽力、日本と西洋の精神を紹介する。柳宋悦(1889ー1913)は白樺派、民芸運動を起こし、李朝の陶器・白磁、青磁の美の高い評価をする。谷崎潤一郎(1886-1965)は古典的日本的美意識を深めた。日本の幽玄、わび、さび、もののあわれ*2など難解で、西洋人には中々理解されなかったようだ。
大正、昭和になって江戸・明治の(近代の)反省、西洋的なものの考え方、見方が中心になっていく。日本と違い、西洋では、歴史的な背景の違いか、19世紀になって「廃墟」への考えは、意識的に作られたりしたなど、違っている。
あわれというものについても、西洋と日本、又、日本の中でも色々と全く違った受け取り方があったようだ。
日本の和歌も、基礎的なものは日本で築かれてはいるようだが、勿論、新羅や唐の影響を受けているのである。
キムチ(朝鮮の漬物の総称)は韓国のものと考えられているが、中に入れられている唐辛子は、日本から入ったものであるし、歴史的背景をみてみると、何かを付け加えることによって何かは作られるのだと思います。ネットワークで文化は形成されるのだということが分かります。
'10.11.9.講演会・「日本現代批評と韓国の美」・呉 京煥氏 (OH Kyong -hwan)
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