散歩道<3774>
美術展・ボストン美術館展(2) (1)〜(2)続く
解説者・姜尚中さんの話(ヴィクトリーヌ・ムーラン)(エドゥアール・マネ)では、時代を超えよう、破ろう、しかし敗れない現実と妥協、異国へのあこがれや、変わりたい願望や、あせり等、「揺れ動く人」として、超えようとして超えられない自分と現実が絵に出ているという。
写真家・虻川実花さんの説明(夜明け)(クロード・モネ)では、最初にこの絵を見た印象と、写真家としてこの絵を写そうとしての気持ちの違いや、彼のアバントギャルド(革新的芸術活動)の心情をそこに感じたという、その時の画家の心情など、観客にとって興味ある話である。
高階秀爾さんの解説(祈る聖ドミニクス)(エル・グレコ)では、聖人の大きさ、その絵に迫ろうとする画家の描くその気持ち、分析した面白さ、この画家の気持ちが描かれていて楽しい。「エル・グレコ」とはスペイン語で「ギリシャ人」の意味だそうです、そこに意味があるという。
この展示会のように完璧に準備されたものは、感想を書こうとしたが、私には難しいことである。
では、私にも、好きな絵は存在するので、ここではそれを描かせてもらおうと思う。
ヨハネス・エリソン師(レンブラント)、ピカソ女性の肖像(ピカソ)、ヴィクトリーヌ・ムーラン(マネ)、カミュー・モネと子ども(モネ)、ストゥア谷とデダム教会(コンスタブル)、オーヴェィルの家々(ゴッホ)、卓上の花と果物(ブラック)、ギターのある静物(グリス)、桃と洋梨と葡萄のある静物(ラトウール)、サン=マメスの曇りの日(シスレー)、ルアン大聖堂の正面とアルバーヌ塔(夜明け)(モネ)等です。
なお、記念号の写真(TOPページ)に、クロード・モネの「アンティブ古城」の現在の写真を展示している。
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