散歩道<3748> 自分流にまとめた
仕事力・自分のリアリティをつかむ(3) (1)〜(4)続く
睨(にら)み合いではなく協働する
建設と土木は一つのシステムのはずである。 泥臭い闘いを経て手にした協働の実感
建築の重要な仕事は、必ずクライアントがいる。それは個人の場合や官公庁や自治体、企業であったりするわけですが。そのクライアントの意向や予算が大きな幹として存在しています。
建築家の重要な仕事は、クライアントの構想や建築依頼について徹底的に考えながら、大きな視点で何かを提案する責任を持つことです。
だから言われた通りやってくれと押し付けえてくる土木担当者とは私はケンカするわけです。しかし双方がシステムとして機能しなければいいものはつくれない。意見が食い違うところから本当に仕事がはじまると思います。
例えば、ダムを推進した土木分野の官僚たちと、個人のプロフェッショナルとしての建設分野の対立というか、没交渉というか。この構図は実に長い間の確執になっています。これではいけないと考え、ダム建設に当っては、土木や建築物を別々のものと考えず協働してデザインを進めました、そうして良い実例として日本建築学会賞をもらうことができました。
土木と建築は別々のものですが、協働しなければいい環境をつくることはできないのです。
'10.6.6.〜6.27.朝日新聞 ・建築家・ 團 紀彦氏
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