散歩道<3145>

                  面白い話・コンピュータやコンサルタントに、決心まで依存してはならない。

 状況判断の過程の大部分はコンピュータがやってくれる。しかし、計算しかできない機械的低脳児*1だ、といわれていることでわかるように、その能力には限界があり、これに振り回わされないことが大切である。またコンピュータは状況判断のために活用すべきもので、決心までもこれに依存してはならない。革命期にはコンサルタントが活躍するが、同時にコンサルタントが横行することも多い。彼らを活躍させるか横行させるか?は、社長がコンサルタントを状況判断のため利用するか、状況判断のほかに決心までもさせるかの差によってきまる。

1、コンピュータは、人間の多くの仕事のうちただ一つだけ、すなわち寄せ算と引き算を、人間より無限に早くできることだけである。
2、人間にできないことは、コンピュータにもできない。コンピュータは人間の能力を増幅するだけのものである。 (ドラッガー)
3、コンピュータは、自分の前任者を意思決定者に変える。 (ドラッガー)
4、決定理論は、ある前提に対する機械的な回答である。どの前提を選ぶかは、経営者の意思によらねばならない。
5、状況判断は客観的思考であり、決心は主観的実行である。
6、状況判断は計算であり、決心は創造である。
大橋 武夫氏

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備考:座右の銘・著者・大橋 武夫氏・(三笠書房・1984第1刷発行
備考:*1当時のコンピュータへの考えはこのようなものだったと思う。