散歩道<3019>

                      美術展・「白樺」誕生100年・白樺派の愛した美術

 ここに展示されているこの会派自身そんなに昔の話でなくて、小説の表紙や挿絵はの頃から昭和30〜40年頃に、本や、広告、舞台や映画などで見た、又、何らかの形でどこかで、接してきているように思え、懐かしい。小説の表紙の色刷りなどの展示や、生の原稿がこのように多く集まると時代を感じる。時代の風というか、色というか、過ぎ行く時が凝縮した形で分野として残されているような感じがする。又、ここに飾られている絵画には宗教画が無いことは、気持ちを楽にさせてくれる。
 ここに集まった同じ考えの同志が、小説に、評論に、詩に、短歌等の多くの分野にグループとして活動し、また、絵画の購入や外国の小説等の日本訳への紹介にも、同じ歩調をとられていることが、日本文化の一つの時代に、大きな分野としての足跡と重みを残しているのだと感じる。
 外国の画家の作品である、セザンヌ、ゴッホ、ゴーガン、マチス、ミレー、ムンク、オノレ・ドーミエ、ロートレック、や、彫刻家・ロダン、オギューストなど広い範囲での日本国内への導入である。同じような考えの持ち主の交流と、行動があったから出来たのだと思える。

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備考:本・「白樺」誕生100年・白樺派の愛した美術は、懐かしい作者等の写真や、作品の生の原稿、小説の挿絵など一堂に載せられていることは全体像が把握でき嬉しい。    備考:最近の写真の美しさに慣れてきた我々として、余計に大正時代から昭和初期のカラーが、なんとも時代を感じさせる。