散歩道<2558>

                     美術展・芸術と都市パリの100年展(2)                        (1)(2)続く

この美術展は当時、活躍されていた数多くの画家の作品をエッフェル塔の建設の時期を中心に展示されている。また、白黒のエッフェル塔の 基礎工事の段階から完成まで写された写真や当時の街の風景や家族の服装など、カラーの写真に見慣れている我々には時代を感じさせるものである。

 下記に上記と関連した関連事項と、フランスの現在の事等を記述します。(木村尚三郎さんの本から)
備考1、:旅行案内書「ミシュラン」の初版は1900年である。当時の金持ちの旅行ブームに火がついた。
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備考2、:地下鉄の開通は1900年である。また、オルセ駅誕生も1900年である。
備考3、:動く歩道も1900年に作られた。

備考4、:
本物の絵に接する時は、もう解説も解説書も要らない。ただじっと、本物の絵と対面している、そのこと自体が楽しい。だからコピーの印刷物や映像を見るのは1度でたくさんだが、本物なら、何回でも足を運ぶ。オルセ美術館に好きな絵があれば、パリにやってくるたびごとに、その絵に会うため、美術館を訪れる。楽しいからである。
備考5、:車内の優先席の該当者は、1番が傷痍軍人、2番目が一般の身体障害者、3番が妊婦、4番は4歳以下の子供とそれを連れた大人、日本と違ってお年寄りの文字はない。
年齢によって人を差別することがないからである。手足頭がちゃんと働く限りは、幾つになっても一人前である
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備考6、:パリ市内の建築。居住規制は、日本の都市と比べものにならないぐらい厳しい。1戸建て住宅は存在せず、大統領・首相以下、誰もがアパート・マンションぐらしである。ただし高級マンションの場合は安全確保のため、ドア入り口に標札も何も出ていない。誰がどこに住んでいるかを知っているのは、1階のコンセルジュ
(管理人)だけである。管理人は常に来訪者をチェックしている。18世紀コンセルジのことをポルチェ(門番)といったが、何階かの人に来訪者があると、その階数分だけピーッ、ピーッと口笛を吹いてその階の人に知らせ、同時に「いま人が行くから、気をつけろ!」と用心をうながした。この記事読んで、ルーブル美術館で、モナリザの写真をフラッシュをたいて撮った友達に、見張人から大声で強く注意を受けたのを思い出した。

備考7、:コンコルド(和解)、ハーモニー(調和)、シンクロナイズ(同調する)、コンヴィヴィアリテ(会食の関係)などの言葉を、今日の欧米人は好んで用いる。技術文明の成熟のなかで、ひとり志に生き、戦いに生きるゴーイング・マイ・ウエィの生き方が、大きく後退したからである。
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