散歩道<2456>
けいざいノート・続く原油高(3) (1)〜(3)続く
日本にできることは何か 新しい「構造改革」
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これらの課題は、新しい「構造改革」が必要であることを示している。これまでは無駄を削り、腐敗を排す構造るという意味での改革だったのに対して、これからの改革は環境制約とエネルギー制約に適合した新しい技術と付加価値の体系を建設することが課題だ。
政策手法もこれまでの構造改革とは異なるものがいるのではないだろうか。たとえば、政府支出を切り詰めるだけでなく、インフラの整備などに対して戦略的に財政を投じることも考えなければならない。。
世界的には、今回の金融危機でドルの凋落が現実のものになるかも知れない。
一方、軍事面では、これからも米国は世界で唯一の超大国であり続ける。それは、世界経済の中で、最終決済を保障する物理的な力を米国が独占し続けることを意味する。
通貨と軍事の覇権が分裂する不安定な時代がやってくる恐れがある。
通貨面で、日本や欧州をはじめとする主要国がドルを支える国際通貨制度(現在の協調体制を抜本的に強化し、各国がもっと重い責任を担う体性)をつくることが必要となるのではないだろうか。
'08.7.26.朝日新聞・経済産業研究所上席研究員 小林慶一郎氏
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