散歩道<2379>

                         美術展・ルノアール+ルノアール展(1)               (1)〜(2)続く

 今日のルノアール展は何かを書きたくなる(書くことが一杯ある)美術展である。息子ジャンがつくった映画(この美術展は親しみのあるルノアールが描いた絵画や、映画に登場する主人公の女優や男優になんとも懐かしさを感じる。特に今は亡き往年の女優の映画はなんとも美しく、華やかなりし時代を思い浮かべる、観た記憶があるのは、フレンチカンカン、草の上の昼食、女優ナナ、ピクニック、恋多き女等、俳優ではイーグリッド・バーグマン、ジュリエット、フランソワーズ・アルヌール、ジャンギャバン、メルーファーラ、ジェラール・フイリップ等が画面に写し出されて余計に嬉しい)を、見て昔の記憶を思い出して余計に親しみを感じるのだろう。一つの家族の日常の物語であり、昔のフランスの自然の物語であり、仕事の物語である。そこに登場する人々(家族)を、懐かしいこのような方法で展開(解説)する方法が、このような形で表現されるのだという感じを抱いた。ウイークデーではあるが、若い人、中年の人で一杯である。今日観ている皆もそのように思っているのは会話から所々で聞こえる。
 又展示されていた、当時として最先端をいっていたと思われる衣装が、地味であるように見えるのは、見ている見物人の今の若者の服装の自由さ、カラフルさ、アイシャドウを個性的に塗った姿が時代の変遷をイヤが上にも感じさせるものである。
 しかし、女性のヌードの絵の生き生きしている様子やその色の鮮やかさ、大胆さや逞しさは、心豊かにしてくれる、全く100年の時代差を感じさせないものである。
 家族が、次にモデルが、次に自然が絵に向かう情熱を年を取ると共に、与え続けてくれたと書かれている。

2008年6月17日・京都国立近代美術館         7月21日まで

関連記事:散歩道<186>・<187>西洋・日本の絵相違点・共通点の面白さ、<204>・<205>西洋・日本2つの絵比較、<266>印象派・美術100選、<検索>美術展、