散歩道<2353>
講演会・環境と化学(1) 自分流に纏めました。 (1)〜(2)続く
この講演会は一般人向けとはいえ、専門的な話である。今、日常生活で化学の影響をほとんどの人が受けている(食品(人工いくら、化学調味料)、・衣類・自動車・IT機械・電気機器類)。今迄は、化学は生活面で恩恵の面が強調された、しかし環境汚染という負の遺産も指摘を受けるようになった。21世紀の課題として、@人口、A環境、B資源エネルギーの3つが考えられる。
<人口>:人口問題は食料問題となる。現在世界人口60億人、1年に9000万〜1億人増えている。2050年には110億人になるだろう。この人口が限度と考えられる。過去には世紀末論があった。@1798年、マルサスの人口論:これは産業革命と、アメリカの開拓史により解決した。A1898年、クロークスのチリ硝石の枯渇の話:これはアンモニアの合成の発見で解決された。
<環境>:化学には光と影の両面がある。例 (1)、チッソ肥料とニトログリセリン(ダイナマイトの原料、狭心症、心筋梗塞に舌下錠としても使う)、(2)、原子力発電と原子 爆弾等、 例えば、アミノ酸の役立つ物質は、一つの形よりない。(鏡の両面に映る物質のように)構造式は似ていても全く別の物資である。(味の素・・・うまみ、苦味)、この理論を医薬品に適応され、原理を発明されたのが、ノーベル賞をもらわれた、野依博士である。
ロボット合成により、一日何万個?の新規化合物を創ることが出来る。小動物治験、大きな動物治験を繰り返し、それを、人に1次治験、2次として薬として治験し安全性を確認する。1製品つくるのに、20年、200億円かかる。有機合成化学の進歩による新薬の開発のスピードアップ。経費と時間、削減、がどうしても必要となる。
オゾン層 :対流圏(地面〜地上15km)、 成層圏(地上15km〜50km)
フロンから発生した塩素が、オゾン層を分解した。その結果オゾン層が虫食い状態になり、直接紫外線が地上に降り注いできた。
備、C.ヘアスプレーなどはフロンを出すということで、フロンを含まない製品が出されることになったがスプレーとしての力は弱くなったといわれる。
ホルモンについて考えよう:
1)ホルモン:動物や植物の特殊な細胞で作られるホルモン、
2)環境ホルモン:生体のホルモンを狂わせる作用のこと、
3)フェロモン:(カイコの誘因因子)・道しるベフェロモン、警戒フェロモン
'08.5.21.京都大副学長・大学院研究科長・大嶌幸一郎氏
関連記事:散歩道<250>-5、医薬品を製品化するために
![]()