散歩道<2216>

                         美術展・ガンダーラ美術とバーミヤン遺跡展

 静岡県立美術館は、綺麗でセンスのある美術館である。休日ということもあり若い人から高齢者まで見学者は多い。入場するや、何しろ聞きなれない音楽が異国である中近東を思わせる。石に刻まれた、堀の深い顔をした遺跡の数々の彫刻は、目鼻立ちが実に均整が取れていて美しい*2、人物大の大きさ、上半身のもの、座位のもの、複数の像が彫られた彫刻や、神像の左足*1、柱頭装飾*3等そこで語られている解説や物語を聞きながら、頭の髪形、衣服、体の表情や、背景の動物や植物や花など、何を表現されようとしていたのか判断するのも興味がある。又西域の仏教美術や絵、文字などどれも印象に残るものである。時代や、国、飾られた花の種類等で、なんという神か、その宗教等を予想する。西洋から中東を通って東洋や日本まで何百年の年月を要して幾多の受難の変遷を繰り返しながら伝へられてきた*4のだと思われる。その変遷する姿(全体像を)をどのように遺跡に彫刻として残されようとしたのか熱心に見学者は見ようとされているように見える。
 又長年、この地域の美術の遺産の保護に携わってこられた、平山郁夫さんの絵の展示がある、タリバンによって爆破される前の東大仏、西大仏への思いが、随分つらいものであるだろうと余計に感じられた。
(2008年2月18日,徹子の部屋で平山さんはこの話に涙ぐまれていた)、また流出文化財保護日本委員会と書いてある出品物は今の中東の国の様子を現しているようでつらい思いがわいてくる。これらの人類の財産は世界の人類が後世に残さなくてはいけないものであることを強く感じる。それと1日も早い平和の到来を望む。2008年2月17日

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備考:小山形をしたものや、*1人の足の形をしたものが作られていたようだ。


備考:この美術展は('07.12.28-'08.3.30日)まで、また、美術館ではロダン展が同時に開催されていた。2008年3月14日