散歩道<2026>

                       面白い話(173)・「サーロイン・ステーキ」老舗

かたえくぼ:熟年夫と・・・:冬は別々    夏は一緒・・・・・・・・・・「寒い」妻(茶目男)

                      商売の秘訣は、親を真似ること「老舗」

 「家業は何にても、親の仕似せたることを替えて利を得たるはまれなる」とは、江戸時代の作家兼経営学者?井原西鶴(いはらさいかく)の『世間胸算用』の一節である。親代々受け継がれてきた信用こそ、何ものにもかえがたい商売の秘訣というわけだが、近代経営学も、低成長下の経済にあっては、「老舗」こそますますその強味を発揮するに違いないという。ところが昨今の若者は、親の家業を継ぐことをきらったり、親のやり方を批判して、むやみにアメリカ流の商法を取り入れたがる傾向が強いようだ。今のご時世、西鶴先生に指摘されるまでもなく、昔ながらのオーソドックスな商法を見直すことこそ、商売繁盛の第一歩ではなかろうか。(樋口清之様)

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                        焼肉にも貴族がいる「サーロイン・ステーキ」

 エリザベス女王二世が、ビートルズに勲章を贈って世界をアッといわせたことをご記憶の方も多いだろうが、同じイギリスは十六世紀、国王ヘンリー八世が、ビーフステーキに貴族の称号「サー」(Sir)を与えたことは、さすがの世界の食道楽たちもあまりご存じないようだ。あるとき、ヘンリー八世は夕飯にステーキを出された。あまりの美味に料理人にきくと、肉はロイン(腰肉)だという。そこで国王、このうまさはまさに貴族の位に値すると、即座に貴族の称号「サー」を与えて、その美味を讃えた。ジョークの本場、イギリスならではではの話だが、イギリス国王、勲章を贈って世間を騒がせることが、よくよくお好きと見える。(樋口清之様)