散歩道<199>             
             
色について・1、8世紀の復元された色 2、デジカメ、  3、昔の色を出せるか?、 4、最近のパソコンが出せる色
                       マッターホルム、珍しく良く晴れた日で、頂上まで見ることが出来ました。

1、先日、8世紀ごろの寺院の彩色の壁画の復元が色々の新聞で報じられていた(コンピューターグラフイックで)。奈良時代の高僧行基*1が、建立したとされる山崎院跡(京都府大山崎町)出土の壁画片の彩色を、復元した試案図を発表した。実物を見るため、当博物館を訪問した。その解説によると、火災にあっているので火災時の高温から、顔料の変色、溶融、消失がみとめられた。真っ黒に溶融した部分は群青の銅、輪郭線をなす淡赤色は恐らくベンガラの鉄と見られる。白抜きに見える部分は白土であろうと考えられる。百合状の花には、淡赤色にやや色むらが見られるためベンガラや朱、丹などを使った繧繝と見ることが出来る・・・等、説明されていた。こんなに原色に近い色がこの当時よく出せたものだと感心した。
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2、上記事柄に関し、自分でデジカメで写真を撮影してみて、特に古さを表現することにはいつもながら随分苦労するものである。解ったのは、カンパスの種類によっては生き生きした色が表現出来にくいこと、コントラストの調整が難しく旨く出せない事等、構造の面白さなどの良い表現は、カメラのせいというよりも自分の力量かと、反省することが多い。美術展や、博物館に行って思うのは絵の歴史の深さや、絵画の大きさ、重量感、背景の良さ、額の素晴らしさ等実物の方が格段にいいことが解かる。インターネットで何処まで表現できるかが興味あるところである。

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備考:写真を専門にやっている友達の話では、最近のカメラの性能は大変高く、人物や屏風でも実物大に見事にきれいに撮ることが出来るそうだ、カメラは10万円〜50万円、この最高級品になると、素人ではとてもついていけないそうです。
むしろ実物よりも美しく見れるかもしれないが旧さよりもきらびやかさが勝ってしまうことは、やもうを得ないのだろう。2008年6月11日    2012年7月6日

3、これらが描かれた年代、地域、西洋、東洋、日本画、油絵、水墨画、パステル画、版画、絵具、墨汁、金箔、・・等、時代や背景など考え写真に旨くとることは非常に難しく、矢張り器械が表現するものにも、絵に違いがある事がわかった
最近の色は実に鮮やかな色で表現されているものが多いことにも気が付く。

4、12年ぶりにパソコン塾に通ってみて(word)、当時と一番違うのは、ワードアートで形や、色が実に細かく、多様になっているということで(影、反射、光彩、3D回転、又、形・面取り、や色を実物に近ずけようと努力したのだろう)その背景に、いかに人の目を引きつけるかを研究しこのような方法が研究されてきた結果であると感じる。だから、初心者がこれになじむのは大変だと思う。12.7.6
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