散歩道<1984>
ピエログリフで書いた さ ん ぽ み ち 煌(きら)めく7000年の至宝・ペルシャ文明展
何しろ紀元前5000年から紀元後1000年に及ぶ6000年の作品群である。今回の出品物はどちらか言うと小ぶりのものが多い、実に細かく動物や模様の絵が描かれた、きれいな作品である。王家の象徴や、祭礼、貴族の日常の食卓などに使われた多くの種類の磁器、容器など、何か垢抜けした粋な印象を感じられるものが多い。特にビーズの装身具は今の女性が使っても最先端をいく種類のものだ。剣の種類も多く、石に刻まれた文字も、美しいく歴史を身近に感じるものである。この時代のこれらの美しくきらびやかなものは、この地域が歴史上において征服したりされたり、色な民族が戦争に、交易にと交流した結果がこのような美しいものを作らせたのではないかと思う。この地域では作れなかったもの(陶・磁器、金、鉄や青銅等が)数多く見られることは、多くの国や地域と交流した中心地域であったことと関係がある。シルクロードをつかって中国や遠く日本(正倉院のガラス製品等)にも影響を及ぼしたと報告されている。押す、転がすイランの印章もユニークである。数多くの銀貨や金貨の存在は、軍事力の強化や物の交流促進のために必要なものであったと考えられる。このような貴重な遺跡が今まで残っていることは、これらのものが崇める対象であり続けたことによると思う。これらの貴重な人類の遺産が戦争などで破壊されいくことはどんなことがあっても避けなければならない重要なことだ。
関連記事:散歩道<244>何故アレキサンダー大王は東方遠征に成功したか。<312>発想を代える・新しい発見や認識、<432>シルクロード・アーカイブ
備考:左上に、ヒエログリフで書いた”散歩道”です。