散歩道<1895>

                             食料自給率40%割る(2)・13年ぶり               (1)〜(2)続く

 農林水産省が10日発表した06年の食料自給率(カロリーベース)は、昨年度より1ポイント低い39%で、13年ぶりの40%割れとなった。コメの消費量の現象に加え、天候不順で主要作物が不作になったことが絵供した。同省は自給率を15年度に45%まで引き上げる目標を掲げるが、「今の実力では達成はなかなか望めそうもない」(総合食料局)と、危機感を募らせている。

 自給率は1965年度は73%だったが、食生活が変化してコメを食べる量が減ったのに加え、米国産トウモロコシをあたえられて育った牛の肉を多く取るようになったことなどで低下を続け、89年度50%を割り込んだ。40%割れは、コメが大凶作となった93年度(37%)以来だ。
 金額で計算した生産額ペースの自給率は同1ポイント低い68%で、2年ぶりの前年度割れ、バイオ燃料の原料として需要が増えたトウモロコシの国際相場が上昇し、家畜のエサに占める輸入飼料の金額が膨らんだことなどが自給率を押し下げた。
 同省は食料自給率の低下に歯止めをかけるため、農業の規模拡大による国産農産物の競争力などの政策をとってきた。さらに、コメや家畜の飼料作物などの消費・生産量を増やす対策を早急に検討し、08年度政府予算の概算要求にも反映させる考えだ。

'07.8.11.朝日新聞

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