散歩道<1771>
美術展・京都国立近代美術館コレクション・ギャラリー
印象に残る美術展である。今回多くの絵が新しく展示されている、江戸時代から、明治にかけて文化・美術の中心が京都と東京にあった。文化や芸術がここ京都から排出している。明治以降、西洋崇拝の思想があらゆる文化の面で中心的になる、一時は全く日本文化が評価されない時代にもなるが、その時期、多くの人がここから外国へ旅立ち、この地に帰ってきて、広くその影響が日本中に広まっていくことになる。日本文化を評価する動きが又出てくる。この指導書(京都国立近代美術館ガイドブック)に記されている数多くの画家に歴史の変遷や、その深さを感じるものです。いつも美術展で考えるのは、どうしてこの絵は選ばれここに展示されているのであろうかということである。そうして、無数の興味引くものが飾られた中で、人はどうしてこの作品がいいとおもうのであろう、選ばれる絵は、何かの魅力があるはずだ。時代を代表し、生涯で残したもので選者の目に強く印象に残ったものであろう。
日本には長い平和の時代が徳川時代を中心に260年以上続き、あらゆる面で文化が熟成された、多くの蓄積が背景があったから、早急に明治時代になっても、西洋文化もあらゆる面で(絵画、宗教、科学等)取り入れることが出来たのであろうとおもう。
"知らぬが仏”*1という言葉がありますが、自分が、正直なところ、好きなことを書いているのは、実はすべてのもの(特に芸術品)に、初対面の気持ちで、感じたままを書き続けるのが自分であると思っているからです。専門家になればなるほど、語ることが少なくなるような話も聞きましたが(そうは、なって欲しくないのが私の希望です。)
備考:洋画について興味ある文章がある。西洋の模倣としての洋画というジャンルは過去のもにとして歴史的役割りを終えて、現代美術という新たなジャンルへ吸収されていきました。その要因として、技法の革新も見落としてはならない。アクリル画、版画、写真、素描など他のジャンルの技法を取り込んだミクスト・メディアが登場し、西洋絵画の伝統的技法である油絵は多くの技法の中の一つになります。
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