散歩道<1764>

                             美術展・絶筆展

 '07年6月9日兵庫県立美術館、展示会全体が重い感じがする。この展示会場には解説用のイヤホ−ンが設定されていなかいため、ほとんどの見物者は絵の解説を一人一人読む為か、なかなか前に進まない。並べられた絵画の順番が古い順になっていたためか、私自身はよく知らない画家の絵である、随分短命な生涯を送られたことが目に付く、多くは病気によるもので、この絵に向かわれていた時には、さぞ残念な気持ちであったであろうと想像した。現代まで生きられた画家達は長命であることが分かる。(画家は長生きしなくてはいけない、という記述もあった)、絵によっては暗い感じのもの、気力がなえてしまったもの、残された力を出し尽くされた感じのものなど、あるいは、明るい感じのものもある。皆がそれぞれの人生を送ってこられたように、それぞれの思いを最後の絵に向かわれたのだろうと思い鑑賞していた。これらの絵は、あまり大きなものではない共通点がある。興味あるのは、描かれた背景が、人であったり、(ばら、牡丹)花や、海の風景や、(富士山、浅間山)山の自然であったり心に長くとどめおかれた物であったのだろうと思う。これらの絵をお持ちになっている所蔵者が個人、地域、美術館など大変広い範囲にわたっていること、それぞれに、ここに解説されたような思いをこの絵にお持ちなんだろうと思った。それを大切に保存されていることである。

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