散歩道<1457>
政態・拝見・空回りの教育・現場の叫び吸い上げてこそ(3) (1)〜(3)続く
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いじめや不登校、高等教育の劣化・・・・・。そういう現場の悩みと国会での教育論議とが、かみ合わずに空回りしている。いま、日本の教育にとって何よりも大切なのは、教師を管理の対象とするのではなく、実力を発揮できるような環境づくりではないか。そのためには予算の重点配分などが必要だ。「教育機関への公的財政支出の国際比較で、日本は加盟国30カ国(いわゆる先進国)の中でトルコをのぞき最低」(広井良典千葉大教授*2の指摘)という状況を改善することが、政府にとって緊急課題である。国会論議を通じて、各党の基本姿勢が明確になった。自民、公明両党は、基本法改正を踏まえて具体的な教育改革の肉付けを進めるという。民主党は独自基本法案を掲げ、地域を中心とした学校づくりを目出す。共産、社民両党は、従来の基本法を評価し、教育の管理強化に反対する。教育現場から発せられる悲痛な叫びを、どの党が吸い上げて改革にいかすのか。統一地方選、参院選と続く来年こそ教育問題をめぐって政党、政治家が競い合う時である。
'06.12.19.朝日新聞・編集委員・星 浩氏
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