散歩道<1160>
面白い話(128)面白い話・大集合(496)・1894・チョン切る・ドンチャン騒ぎ
かたえくぼ:残業いろいろ:サービス残業・・・・・民間 カラ残業・・・・役所(生一本)
幕切れは拍子木の音にあわせて「チョン切る」
役者が「今月の舞台はチョンチョンまで出ております」といえば、最終幕の最後のシーンまで出ている意味になる。というのは、芝居の幕切れは、チョンチョンと拍子木にあわせて引くからだ。幕切れの打ち方も、場合によっていろいろあるが、析(き)の頭(かしら)をチョーンと長く打ち、つづいて早めのテンポでチョンチョンと打っていく。最後に一呼吸おいて、幕を引き終わったところでチョン、と止め木を入れる。そして、下座の音楽となり、打出(うちだし)が太鼓を打つと、お客は否応なく?劇場の外へ出る。不況下の昨今、従業員の首を「チョン切って」幕引きとは、座頭(ざがしら)ならぬ社長はいささか無責任すぎはしないか。樋口清之様
芝居の合戦場面「ドンチャン騒ぎ」
1894 歌舞伎の各場面を盛り上げるバックミュージックを、下座(げざ)音楽という。それぞれの場面で、どんな楽器を使うかには、細かなきまりがあり、楽器の組み合わせにもいちいち名称がある。その一つが、「ドンチャン」。大太鼓と銅鑼(どら)を使ったもので、戦乱場面に決まって演奏された。想像するだけで騒々しい感じがするが、「ドンチャン」がはいると、舞台では、かならずハデな大立廻りが演じられる。ドンチャン騒ぎの好きな酒飲みに一言注釈しておけば、この「ドンチャン」、演奏される場所は斜めに仕切られた舞台の下手にあって、黒御簾(みす)をたらしているから、奏者の姿は観客にjは見えない、ひかえめな場所である。樋口清之様