散歩道<109>
冷泉家の美術展覧会と冷泉家を見学して
1、今から1200年前の藤原定家の時代的の明月記には当時の社会背景や日常生活が中心に書かれていた、当時も火事とか盗難とか病気等も頻繁に起こっていたようである。今の行政の中心でありながら、公家文化(競馬や歌の会等)を正しく伝えるのも同じぐらい大切な事として取り組まれた毎日であったことが、これらの記事からわかる。強盗に入られた記述もある、人事に対する公平な希望や不満なども記述されている、オーロラ*1らを見た話や源氏物語や法華経の写経などを女性にさせた話が書かれ、博徒による賭け事、又相撲を見た話、全国的な飢饉のため餓死者が増加した話、当家としても食事を減らした話等も記述され、又当時台頭してきた武士との戦いや僧兵との戦いなども記されていた。
備考:15年3月当家の文物が国宝に指定されたと言う記事がTVのニュースで報じられていました。
'09.3.7.朝日新聞、オーロラ*1を観測したのは620年、彗星634年、日食636年、月食643年という報道がある。
2、平安の貴族社会の文化を今に伝える当家の努力と伝統の重さのようなものを感じた。家の広さを別にして自然を大切にされた簡素の生活をされていたことや、今の時代にも貴族文化の発信基地として、伝統を伝える使命を感じられているのも一つの要素かと考えると大変興味がある。
3、このような旧いが貴重な文物が残ったことは、文化は当時から評価され、それを維持する為に、多くの人の協力と多くの問題に会いながら今日の日を迎えることが出来たと、報告されていた。特に第2次世界大戦の時にはこの文書類を戦災から守るために、大変な努力がなされたことが、テレビの番組で家族の方から話されていたのを聞く事ができた。
4、歴史は当時の事実を伝えるだけでなく、今生きている我々に何かの教訓を伝えていると思われる。それを知り新たな教を、その時代としてどう伝えるかが必要である。文化は生活の余裕から出てくるものであると思うが、長い歴史の中では文化が世の中から消されそうになった時代もあったと思う、その時代をどの様に乗り越えて来られたのか?の教訓があるように思うが、是非聞きたいものです。