散歩道<102>
匂いの文化・風の文化<2>
1、ニホウは元のニは丹で赤い色、ホは秀に意で際立つこと,転じて香りが目立つようになった、赤く色ずくの意味の他、芳香ともいった。カオルと同じようにこのましい匂いであった。その後このましくない臭いというようにもなった。人間に生まれてこの方、一番最初に発達した感覚は五感のうちでこれが一番最初であったと思う。
2、先日のニュースで、女性が好きな匂いは、お父さんの匂いだという報告がなされていた。
3、風についての和歌は、古今和歌集や古事記に多く紹介されている。どういうわけかこの当時季節は秋が中心になっているようだ。どことなく寂しさを感じるものが多い。風・月をめでる心はそれほど深く日本人の本姓DNAに根ざしているようだ。秋と風は定型化・通俗化⇒慣習的なモチーフとして愛用された。
4、当時は春の待ち遠しさのような歌はあったと思うが、現代風に夏のバカンスを楽しむといった文化は、祭り以外には民衆には無かったので、これは大変な盛りあがりで行われ、今日まで引き継がれている。夏の様子が詩に残っているものは余り多くないように思われる。嬉しい事を表現する詩はそんなに流行らなかったのかも知れない。2011年8月1日
5、その時変化を感じた(1)のところでも発表している沖縄の「ざわわ、ざわわ」、と言う「砂糖きび畑の風」は実に現在の感覚や地域を代表する、自由な発想から来る素晴らしい言葉であると思う。
備考:匂いの文化・風の文化(1)は,散歩道<95>にあります、<267>香水の種類、