散歩道<1017>
大集合(478)1837・面白い話(158)・切口上(きりこうじょう)・噴火で起こった津波・善玉、悪玉
1835 幕切れは所詮あっけないもの「切口上」(きりこうじょう)
歌舞伎では、毎日の芝居の最後の幕が降りると、座頭(ざがしら)が登場して、挨拶をするしきたりがあった。これを楽屋内では、幕切れの後に行なう口上だからと、「切口上」と呼んでいた。内容は「まず、本日はこれかぎり」といったような簡単なもので、多分に儀礼的な意味のものだった。そのためか、聞く側にとっては、なんとなく堅苦しい言葉つきが耳について、内容が空疎に感じられることが多かった。この点から見れば、恋愛関係の幕切れや、銀行取引の幕切れが、「切口上」になるのも無理はない。人生における幕切れとは、所詮こうした「切口上」にふさわしいあっけないものなのだ。樋口清之様
1836 インドネシアの山の噴火で引き起こった津波
'18.12.26.インドネシアで起こった津波は、アナククラカタウ山の噴火で岩盤の一部が崩壊したことで起こったもので、死者は420人を超えた、この山の高さは3分の1の低さになったと伝えられている。<検>災害
1837 江戸時代のイラストが生みの親「善玉、悪玉」(ぜんだま、あくだま)
現在でも、新聞、雑誌、などに掲載される小説には、興趣を盛り上げる挿絵、現代風にいえばイラストがついている。これを描くイラストレータ−は、短期日のうちに内容を絵にしなければならにため、たいへんな苦労を強いられたという。こうした苦労はいつの世でも同じで、江戸時代の絵入り本「黄表紙」(きびょうし)の挿絵画家北尾政美(きたおまさみ)は、有名な劇作者山東京伝(げさくしゃさんとうきょうでん)の新作『心学早染草』(しんがくはやそめくさ)の主人公理太郎の心に住む「善き魂」と「悪しき魂」の葛藤をどう描くか知恵をしぼった。さんざん考えたすえ、二つの人間の顔の部分を、玉のように丸く描きその中に善、悪の二文字を書き入れた。これが大評判をとり、「善玉」「悪玉」、たちまち流行語となった。樋口清之様
関連記事:この言葉・「善玉、悪玉」:コレステロールの代名詞だと思っていたが、220〜230年前から頑張っていたのですね!。